降って湧いたようにクローズアップされている『インボイス制度』
弊社も昨年に早々と登録はしました。
その仕組みは極めて複雑で巧妙、正式には適格請求書保存方式と表記されます。
端的に言えば、これまでにないがしろにされてきた消費税の払い方がこの制度導入によりもれなく支払われる仕組みを構築する制度みたいだ。
そもそも国は消費税の納税者を「課税事業者」と「免税事業者」と年間の売上高が1,000万円を超えるか否かによって分類していた。
例えば、この制度導入により課税事業者のA株式会社から仕事をもらっていた免税事業者のB工務店がインボイス登録しなければA株式会社がB工務店の分まで消費税を納める事になります。
そういう制度になるならば、A株式会社はインボイス登録していないB工務店には仕事を発注しにくくなります。
それを懸念し任意ではあるもののインボイス登録せざるを得ないB工務店は課税事業者に転じます。
免税事業者という特別枠を排除する事で租税の確保を図ろうという目的ですね。
COVID19における感染防止対策並びに経済維持対策に費やした助成金の総額は77兆円らしい。
COVID19により国から見舞い金と言う形だったはずですが今、まさに回収する政策の1つとして導入されたのですね。
政府主導により失われた租税回収であると捉えていた方が良いです。
岸田総理の『還元』のワード。
整合性が問われる飴と鞭ですかね。